胡蝶蘭の季節ごとの育て方 春夏秋冬のポイント

春の胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の置き場所

レースのカーテン越しに陽のあたる暖かい場所に置きましょう。
室内の温度は15℃くらいを保つのが望ましい環境です。

水やりの仕方・肥料のあげ方

花が咲いている時 水やり 10日に1度1株ごとの根元にコップ1杯(150cc)のお水を与えてください。
※植替えの必要はありません。
肥料 肥料は必要ありません。
花が終っている時 水やり 10日に1度1株ごとの根元にコップ1杯(150cc)のお水を与えてください。
※植替えは2年を目安に行ってください。
肥料 肥料は必要ありません。

梅雨の胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の置き場所

雨の多い時期ですがレースのカーテン越しの陽があたる暖かい場所に置きましょう。
湿気は大好きですが蒸れすぎは病気の原因になります。風通しのよい場所に置いてください。

水やりの仕方・肥料のあげ方

花が咲いている時 水やり 10日に1度くらいの目安で1株ごとにコップ1杯(150cc)のお水を与えます。
肥料 1ヶ月に1回、水のかわりに1500倍~2000倍程度に薄めた洋らん用の液体肥料を、1株ごとにコップ1杯(150cc)与えるようにしましょう
花が終っている時 水やり 10日に1度くらいの目安で1株ごとにコップ1杯(150cc)のお水を与えます。
肥料 肥料はいりません。

夏の胡蝶蘭の育て方





※夏の管理方法は「花が咲いている時」と「株だけの時」では異なります。

花が咲いている時

花が咲いている時 水やり 10日から15日に1度くらいの目安で1株ごとにコップ1杯(150cc)程度のお水を与えます。
温度 18℃~25℃
場所 日光に当てるよりも適正温度の環境に近い場所に置く、つまり日差しも温度も人間が快適に思う場所がいいのです
肥料 肥料はいりません。

株だけの時

株だけの時 水やり 10日から15日に1度くらいの目安で1株ごとに乾いたらコップ1杯(150cc)程度のお水を与えます。
温度 25℃以上
場所 比較的日光が当たる場所ではレース越しに光を当ててください。
肥料 株が成長する春から秋にかけて1か月に一回程度あげる。

秋の胡蝶蘭の育て方



花が咲いている時

花が咲いている時 水やり お水の管理はいつもどおり「乾いたらあげる」を繰り返してください
温度 夜18℃前後~昼25℃前後
場所 置き場所は出窓などの日中日差しの入る場所に置く
肥料 秋は肥料をあげるとダメになるケースが多いのであげなくても良いでしょう

株だけの時

株だけの時 水やり お水の管理はいつもどおり「乾いたらあげる」を繰り返してください
温度 夜18℃前後~昼25℃前後
場所 置き場所は出窓などの日中日差しの入る場所に置く※室内で10℃以下になるような場所に置かないように注意してください。
肥料 秋は肥料をあげるとダメになるケースが多いのであげなくても良いでしょう

冬の胡蝶蘭の育て方


水やりの仕方・肥料のあげ方

冬季の育て方 水やり 温かい環境で水道水を直接ではなく、お湯を混ぜてぬるま湯にしてあげます。
冬でも最低気温15℃以上あれば、2週間に1度程度をめどに1株ごとの根元にコップ1杯(150cc)のお水を与えてください
温度 できれば室内で10℃以上の所に置いてあげましょう
場所 置き場所は出窓などの日中日差しの入る場所に置く※室内で10℃以下になるような場所に置かないように注意してください。
肥料 休眠の準備に入りますので肥料はいりません。

冬越しのポイント

胡蝶蘭が凍傷になる恐れがあるので夕方から夜中の窓際に置くのは避けましょう。
また、暖房やストーブの風が直接当たる場所も避けましょう。
冬でも最低気温15℃以上あれば、水を2週間に1度程度を目安に、乾いたらあげるを繰り返します。




ページ監修者

有限会社黒臼洋蘭園 代表取締役社長 黒臼秀之


胡蝶蘭一筋38年以上。
胡蝶蘭生産者として、多数のメディアへ出演し胡蝶蘭の素晴らしさを発信しています。
また、黒臼洋蘭園の胡蝶蘭は農林水産大臣賞をはじめとする多数の表彰を受けており、お祝いギフトとしてご好評いただいております。
胡蝶蘭文化を多くの方に知ってもらいたいと、TV・WEB・SNSなどを積極的に活用し、胡蝶蘭の栽培方法等を発信しています。