花が終わってもう一度咲かせる ~胡蝶蘭の二度咲き~

オフィスやご自宅で頂いたお花が終わった後にどうしたらいいかわからない。というご相談をたくさんいただきます。

そこで今回ぜひ二度咲きにチャレンジしていただき胡蝶蘭の生命力の素晴らしさを知っていただきたいと思います。

このページでは二度咲き手順・管理方法を紹介していきます。

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二度咲き(手順)

二度咲きの手順は、下記の3ステップです。


ステップ 1 二度咲きチャレンジ準備

花がまだ3分の1ほど残っている状態で花茎を切り落として、二度咲きチャレンジの準備をします。
花が全て枯れてしまい期間がたつとステム(花茎)も枯れてしまい、二度咲きが難しくなります。
そこで早い段階で花を切ってあげることで、二度咲きしやすくなります。
ステム(花茎)を切る前にカッターなどは火で炙ったり、アルコールで消毒したりして、細菌の侵入を防ぐようにしましょう。

ステップ 2 ステム(花茎)を切る

胡蝶蘭の茎には節がついていて、その節から花芽が出てきます。そこでなるべく多くの節を残して切ります。
※手などを切らないように十分にご注意ください。

ステップ 3 支柱を抜きます

株と茎を支えていた支柱を抜きます。
花が動かないようにしっかり株元を押さえて支柱を引き抜きます。

二度咲きチャレンジ準備完了です

同様にすべての株に同じ作業をしていきます。
また、抜いた支柱は二度咲きで使えますので、捨てずに持っていましょう。

切った花はどうする

切り落とした花は、切り花としてご自宅のお皿や花瓶に挿して飾るのがおすすめです。

二度咲き(管理)

二度咲き準備後の管理ポイント


二度咲きの基本管理

10度~20度をできるだけ保つようにします。
夏場はなるべく涼しい場所に置きます。

ポイント1 水

大体10日から15日くらいで株元にコップ1杯程度を1回。
花芽が出るまでは乾かし気味に15日~20日に1回水を上げましょう。
季節によって水をあげる期間が変わりますので株の渇きを見て水をあげましょう。

ポイント2 日光

直射日光は避けるようにしましょう。
葉っぱが焦げてしましますのでカーテン越しの柔らかい光がいいでしょう。
またなるべく午前中に日光を当てた方が色々な観点から考えて有効です。

オフィス内で胡蝶蘭の二度咲きにチャレンジしました

東京都内のとあるオフィスにて、胡蝶蘭の二度咲きにチャレンジしてみました。

正直言って、胡蝶蘭が元気に育つための温度管理はできていません。
環境はいまいちです。果たしてこの胡蝶蘭は無事に咲くのでしょうか?


2018年10月27日

茎をカットしてこれから2度咲きチャレンジスタートです!

2018年10月27日

2度咲きチャレンジ中ですが、これといって変化がありません

2019年1月5日

茎をカットしてこれから2度咲きチャレンジスタートです!

2019年2月13日

芽は順調に伸びています。

2019年2月26日

つぼみが形成させてきました。

2019年3月26日

つぼみがずいぶん膨らんできました。

2019年4月10日

茎をカットしてから6か月と2週間(23週間)、1輪目が開花しました!

2019年5月14日

茎の先端まで全てのつぼみが咲きました。 少し成長がゆっくりの芽も時間差で咲いてくるのが楽しみです。

子供が実際に行った2度咲きチャレンジ動画