どうも、K.Kです。

 

グロワーズコンテスト搬入日まであと約2週間。

 

グロワーズ見本は

 

両株とも一番上の葉が一気に大きくなっています。

 

まだまだ株は大きくなりますよ。

 

黒臼洋蘭園、ベトナムの農場とも提携し、苗を生産することになりました。

 

その苗がコチラ

実はこの苗に株を大きくするヒントがあります。

 

拡大すると

花芽が出た跡が1つもありません。

 

株の成長の妨げになることの1つに花芽分化があります。

 

胡蝶蘭は不器用な植物で、花芽を作り、花茎を伸ばすための成長と葉や根を増やしたり大きくするための成長の両方を同時に行うことが出来ません。

 

ですので、花芽を付けさせると、株の成長のロスになってしまいます。

 

花芽を成長させる要因は低温です。

 

熱帯のベトナムとはいえ、季節によっては最低気温が10℃台前半になりますので、暖房をしないと花芽が出てしまいます。

 

このベトナムの株は20℃以下の低温に1度も当てずに育った株なので花芽が1つも出ていないのです。

 

最近、最低気温が20℃を下回る日が増えていますよね。

 

皆様のグロワーズ苗は夜、外に置きっぱなしにしていませんか。

 

花芽が出て、葉の成長が止まってしまいますよ。

 

おまけ１

胡蝶蘭の地味な原種

Phalaenopsis　pallens 

ファレノプシス　パレンス

 

株が充実すると高芽をたくさん出します。

 

地味すぎて欲しい人、いるかなぁ。

 

おまけ２

植え替えてから3年物のリトルブルーバード

 

脇芽も大きく育ってきたので花芽が出る場所も増量中。

 

この手の胡蝶蘭は株も増えていってくれるから面白いですね。