胡蝶蘭の花芽をつけ、開花させる方法と条件とは?!
2022年08月9日
お祝いで頂くことの多い胡蝶蘭を長く楽しんだ後は、もう一度咲かせてみたくありませんか?実はコツさえ知っていれば、とても簡単にお花を咲かせることが出来ます。今回はしっかりとしたお花を付けるためのポイントをご紹介します。
花芽をつける条件温度は18度
胡蝶蘭の花芽は、18℃くらいで作られます。ほとんどの胡蝶蘭は最低気温18度の環境で20日から40日ほど置かれると花芽をつけはじめます。
花芽がついた後も最低でも15℃以上の環境を維持してあげましょう。気温が低いと花芽ができても開花しません。比較的温かい場所で日光を与え、花茎が伸び始めると花芽ができてから2ヶ月から3ヶ月後に開花します。
温室がない一般家庭では11月〜2月に18℃の環境を維持できないため花茎が成長せず、開花が難しくなります。よって成長できる環境が整う3月〜5月あたりで花茎が伸びて開花します。ただし、エアコンの効いた温かい環境であれば、冬場も開花につながるでしょう。
- 一般的な大型の胡蝶蘭:40日
- 中型の胡蝶蘭:20日
- ミニ胡蝶蘭:温度条件はなく、株が充実すれば花芽をつける
花芽をつける最重要部分は「株」
胡蝶蘭の株は、花芽や開花に重要な部分なのです。花芽をつけるには、株が元気で、健康でなければいけません。そのため、胡蝶蘭は自ら葉を落とすなどして株に栄養を送るように調整しています。
花芽をつけたり、お花を咲かせる事はとても沢山のエネルギーを使うため、株の体力を消耗させる原因になります。元気で健康な株でないと、2本3本の花芽を伸ばして育てても少ない輪数しか育たないことがあります。
元気のない葉は切り落としてあげたり、肥料を適量与えるなどしてあげましょう。
花芽をつけるために必要な葉は3枚以上
胡蝶蘭が花芽をつけるためには、元気な葉が最低でも3枚は必要です。葉の数が多く葉や根が元気であれば、出てきた花芽をすべて育てるのも良いでしょう。しかし、花芽や開花に必要なエネルギーが葉に行き過ぎてしまうと、なかなか花芽や開花に繋がらないため注意が必要です。
温度と株、葉を気にかけて管理してあげると、新しい花芽を付けてくれるようになるでしょう。胡蝶蘭は適切な管理をすることで、何度も綺麗な姿を楽しむことができます。花芽を見つけた時の嬉しさは格別です。