少しくらい涼しくならないかねぇ
2019年08月19日
どうも、K.Kです。
暑い日が続きますが皆様の蘭の調子はいかがでしょうか。
グロワーズ見本は
まずバーク
ということは2番目の葉の成長もほぼ終了。
暑さの影響か、7月の天候不良の影響か葉の伸びが今一でした。
続いて水ごけ
こちらの方は暑さと水切れの影響を受けていますね。
下葉がストレスで黄化してしまっています。
どうにか立て直せねば。
残りあと2カ月。ラストスパートです。
ここからでも栽培の頑張り次第でかなり化けますよ。
おまけ
モンキーオーキッドって知ってますか。
Dracula cordobae
ドラクラ コルドバエ
何処が?猿?と思われるかも知れませんが、
アップでみると猿の顔っぽいでしょ。
南米のエクアドルに自生している蘭です。
エクアドルというと赤道直下の暑い国と思われがちですが、この蘭が自生している場所は標高1000m付近の雲霧林の1年中気温が安定している涼しい場所。
ということで日本の暑さは大の苦手。
その花がなぜ熱帯に自生する胡蝶蘭を育てている温室で咲いているかというと・・・
胡蝶蘭は暑さに強い植物ですが、花芽は高温が苦手。
なので、私たちの管理している温室は夏でも冬でも昼間は25度前後、夜は17度前後と昼間は涼しく、夜は少し寒いくらいの温度設定になっています。
なので、暑さに弱い蘭にはちょうど良いか、乗り切ることができる程度の暑さとなっています。
おまけ2
マスデバリア フロリバンダ
Masdevallia floribunda
暑さにとても弱いことで有名な属ですが、この種はあまり暑がりません。
ただし、涼しい方が多少出来は良いですが。
先に紹介したドラクラの親戚です。
こちらも蘭とは思えない三角形のユニークな花形をしています。
只今、本店の売店で展示中です。