必見!胡蝶蘭のお手入れに欠かせない「水やり」を解説
2022年08月30日
胡蝶蘭は、適切な場所に置いて、正しく水やりを行えば、届いてから1ヶ月以上は花を楽しめます。さらには、上手に育ててあげることで、株自体はなんと「50年以上」も長く楽しめる植物と言われています。今回は、とっても重要な「水やり」について、具体的なお手入れの手順をご紹介します。
まずはじめに
「水やり」をはじめる前に、まずチェックしたいのは「胡蝶蘭を置く場所」です。胡蝶蘭を正しく育てるために「風通しが良く、人も過ごしやすい、明るい室内に置く」ができているかを確認してください。
- 温度は、最低でも10℃以上。理想は20℃〜25℃程
- 湿度は70%程度
- 最後に日当たり。明るい室内が理想です。
水やりの頻度
さて、胡蝶蘭を置く「場所」の確認ができたら本題の「水やり」についてです。
水やりの頻度は週に1~2回程度。タイミングは、前回の水やりから3〜4日程度経過したら、鉢の中の水苔やバーク(ウッドチップ)の湿り気がほとんどなくなっているのを確認したら、水やりをするタイミングです。
水やりの時間
水やりをする時間も実はとっても重要です!できるだけ午前中がおすすめです。理由は、気温が下がる夕方から夜は水を吸い上げにくくなる時間だからです。
また、お水の温度は20℃前後の微温水を与えるのが理想です。冷たすぎる水は、根や株にダメージを与えてしまうためです。
水を与えるときは一箇所に水を与えるのではなく、全体に満遍なく水が行き届くように水やりをしてあげましょう。
水やり後に忘れないでほしいこと
水を与えた後も忘れないでいただきたいのが「鉢皿に水がたまった水を捨てること」です。胡蝶蘭の根は通気性が重要なので、夏場は特に、ムレることでカビが発生したり、根腐れの原因となります。必ず捨ててあげるようにしましょう。
また、お祝いでいただいた胡蝶蘭の場合、お祝いから数日を過ぎたらラッピングをほどいてあげましょう。陶器鉢が露出した状態にして通気性をよくすることもとても重要なポイントです。
冬場の乾燥は霧吹きで
冬場など、どうしても乾燥してしまい適切な湿度の置き場がない場合は、霧水をしてあげましょう。乾燥が苦手な胡蝶蘭には、葉の表と裏に霧吹きをしてあげると効果的です。
霧吹きをして残った水が葉の根元に長い時間たまると、株を弱める原因となることがあるので注意が必要です。特に梅雨の時期に葉の根元に水がたまっているときには、柔らかい布などで吸い取ってあげてください。
また、ポイントは葉に霧吹きをすることです。花や蕾に霧吹きをするとシミの原因になるため、なるべくかからないようにしましょう。