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目次
植替え、肥料のあげ方
植替えや肥料のあげ方についてご紹介します。
それぞれ最適な時期などがありますので、ぜひご覧ください。
なんで植替えが必要なの?
植替えは花を咲かせるため、根や葉を健康に元気に育てるためにとても大切です。
また水苔が古く黒ずんでいたり、カビが生えていたり、気づかずに悪い環境で胡蝶蘭の苗を育てている場合もあるので気を付けて見てみましょう。
根や植替え資材(水苔・バーク等)が傷んでいる場合は「植替え」を、大丈夫な場合は「※鉢増し」を行いましょう。
植替えの頻度はどのくらい?
2~3年に1度くらいがおすすめです。
植替えは気をつけて作業をしても、どうしても株がダメージを受けるものです。そのダメージからの回復に1年近くかかるので、頻繁な植替えは株の体力が落ち、花が咲かなくなってしまうので控えましょう。
株、水苔、バーク等の傷み具合も植替えするかどうかの目安です。
植替えの時期はいつがいい?
蘭は寒さに弱い植物ですので、冬の植替えは避けましょう。
寒い冬は成長をとめて暖かくなるのに備え、栄養を蓄える時期です。しっかり休眠をしないといけない時期に株にダメージを与えたり、回復するために体力を使うと、とても負担がかかってしまいます。
そのため、暖かくなりはじめる春に植替えをしましょう。
植え替え資材と鉢のメリット・デメリット
水苔+素焼き鉢
なんで水苔には素焼き鉢がいいのか?
水苔はとても保湿性が高いので、鉢は通気性の高い素焼き鉢を使用します。水苔でプラスチック鉢やポリポット等、通気性のない鉢に植えますと根腐れの原因になりますのでご注意ください。
- 水苔が保湿性が高いので水やりの頻度が少なくてすみます。
- バークに比べ、比較的安く入手できます。
メリット
- 水苔自体が腐りやすいので注意が必要です。
- 乾燥水苔は水に戻すのに時間がかかります。
- バークに比べ、植替えるのにコツが必要です。
デメリット
バーク+プラスチック鉢
なんでバークにはプラスチック鉢がいいのか?
水苔とは逆にバークは通気性がいいので、プラスチックの鉢を利用して湿度を保てるようにします。
- バークは水苔に比べ、腐りづらいので植替え頻度が少なくてすみます。また根腐れしづらいです。
- 自生する胡蝶蘭は木に着生しているので、自然に近い状態で栽培できます。
- 土と同じように植えられるので、水苔に比べ簡単に植替えられます。
メリット
- 水苔に比べ、鉢の中の乾き具合が分かりづらいです。
- 通気性がいいため、夏場は水切れしやすくなるので注意が必要です。
デメリット
胡蝶蘭の植替え方法
プロが教える!胡蝶蘭の植替え方法!
胡蝶蘭のプロ(生産者)がバークの植替え方法を解説します。
植替え準備
・素焼きの鉢orプラ鉢
・ゴム手袋
・水苔orバーク
・鉢底ネット
・ハサミ
・ライター
※素焼き鉢の場合は水苔、プラ鉢の場合はバークを使います。
植え替え手順
1~5は共通手順になります。
- ライターで刃先を炙って消毒
- ポット、鉢から株を出す
- ダメになっている根は引き抜く
- 水苔を取りながらほぐす
- 根の芯をハサミで切り落とす
水苔+素焼き鉢
- 残った根に苔を巻き付ける
- 新しい鉢に植え込む
- 完成
バーク+プラスチック鉢
- 鉢底にバークを敷く
- 鉢の中心に株を置き 周りにバークを入れる
- 完成
※植え替え後、1〜2ヶ月は水の回数を減らし、葉のツヤがなくなりかけたころに水を与えます。
(10日〜15日位が目安)
さらに詳しい管理法はこちら(胡蝶蘭の季節ごとの育て方 春夏秋冬のポイント)からご覧いただけます。
植替え資材のセット購入はこちら
【ネットショップらんや】植替え資材を見る らんや大宮本店肥料のあげ方
胡蝶蘭は花が咲いている期間、肥料をあげなくても生育には問題ありません。
また肥料は、悪い状態を良くすることはできません。良い状態をさらに良くする為のものです。
あげ過ぎはよくないので、ご使用方法を確認していただき適量をあげるようにしましょう。
胡蝶蘭をそのまま栽培しても1ヶ月程度は楽しむ事が出来ます。花が咲いているときは肥料はあげなくて大丈夫です。
肥料をあげる時期
夏になって新しい根が出てきているかどうかで、肥料を追加で施すかどうかを決めます。新しい根が伸びてきたら、9月いっぱいまで1週間に1回適正な濃度に薄めた液体肥料を水やり代わりに与えていきます。このとき、液体肥料は洋ラン用のものを使ってください。